Webクリエイターの独り言

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「バンクーバーで働くWebクリエイター」にインタビューしてきた

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"僕は20代で海外で働くという目標があります" 

その目標を確実に成功させるためには、事前の「徹底した情報収集/分析」が必要だと考えます。
しかしながら、本やワーホリの斡旋会社から得られる情報は「ポジショントーク」で本当か嘘か分かりません。
より確実なのは、実際に海外に行って働いてきた方に話を聞く事でしょう。
ただ周りにはそんなクレイジーな人はいないので、途方に暮れていました…。
 
そんな時、バンクーバーで「Webディベロッパー」をしていた方のブログを発見!
普段知り得ないような現地の情報や、人に話したくないような「失敗経験」も赤裸々に記載されていました。
僕はこの内容にとても感銘を受け、SNSを通して実際に会っていただける事になりました。
 
非常に濃い内容だったので、何回に分けて書いていこうと思います。
 
概要は以下の通りです。
・カナダの職場環境・働き方
・日本人がカナダで就職するには?
・滞在期間のベストプラクティスとは?
日本で「もっとやっておけばよかった〜」と後悔していることは?
・失敗体験は?

 

「カナダの職場環境」

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「国際的なクリエイティブチームが当たり前」

今回インタビューさせていただいたのは、WebディベロッパーのToruさん。バンクーバーに3年ほど滞在していたそう。最初は現地のWeb専門学校に入学し、その後Webディベロッパーとして、現地での就職に成功。2016年に日本に帰ってきて、今は千葉県の金谷という所でフリーランスとして活動しています。(Toruさんのブログはこちら
 
僕はお会いする前からToruさんのブログを熟読していたので、「とてもストイックな方なんだろうなぁ。。」と予想していました。そして実際に会ったらフランクながらも、やはりとてもストイックな方でした。最初にToruさんにお聞きしたのは、「カナダでの働き方」に関してです。
 
「国際的なクリエイティブチームで働きたい」
 
Toruさんがカナダで働く前までは、このような目標があったそう。僕も「多様性を持った環境」が仕事探しの軸でもあるので非常に共感できます。日本だと「多様性を持った環境」が少数派。非常に魅力的な環境に映ります。しかしながら、カナダでは、
 
「国際的なクリエイティブチームが当たり前」
 
だそうで。「多様性のある環境」が当たり前。むしろ普通すぎて魅力の要素にはならない。これが、カナダで働き始めて最初に受けたカルチャーショックだったそう。実際にToruさんが初めて働いた会社では、カナダ出身者だけではなくオーストラリア、マレーシア、メキシコなど様々な国の人が在籍していたみたいです。
純日本人の僕からしたら「多様な国、人種、カルチャー」がミックスされている環境が、バンクーバーでは「特殊」なのではなく「普通」なのは驚きです

「カナダでの働き方」

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カナダでは、働き方に対する考え方も、日本とは全く異なります。話しを聞いていく中で日本と一番異なっている点は、転職に関する考え方でしょう。カナダ人の転職に対する考え方は、以下の3点にまとめられます。
 
・会社に合わなければ、さっさとやめる
・実力不足であればレイオフ
・どんどん転職でスキルアップしていく
 
非常に合理的です。日本だと「THE・外資系」な会社のカルチャーがまさに上記のような感覚でしょうか。いずれにしろ、日本では少数派の意見。一般的には日本で働いていると、まだまだ「転職」は人生の一大イベントのように感じられます。親に止められたり、友人に止められたり、転職先の面接や転職エージェントに転職理由を細かく聞かれたり。日本での転職に対する印象は、ネガティブなものになっています。
さらに「石の上にも3年」といった「格言?」もあります。たとえ会社や仕事に合わなくても「とりあえず3年はいた方が良い。3年いないと何も身に付かない」といった考え方があります。
 
しかしながら、カナダでは、会社に合わなかったり、スキル不足だったりしたら、自主的にどんどん辞めたり、会社の方からレイオフ(=実質上クビ)されたりするそう。またいい条件があれば、どんどん転職でステップアップするのが普通みたいです。
いずれにしろ転職に対する考え方は、日本でネガティブな印象を与えるのに対して、カナダではポジティブ、あるいはあくまでも中立的な印象です。面接でも転職理由について問われる事はレアケース。
 この方が会社にとっても、個人にとっても非常に合理的だと思いました。なぜなら「合わない環境は、どんなに頑張っても合わない」と経験的に思うからです。
仕事と恋愛は同じで、どんなに努力したとしても、合わない人とは相性が悪いままです。さっさと見切りをつけて相性合う人を見つけた方が、お互いにとって幸せでしょう。この「カナダ人の転職に関する考え方」は、想像通りで非常に魅力的に映りました。
 
そして英語圏の人で、特別なスキルを持つ人は場所を選ばず、どこでも働けるそうです。
カナダのような英語圏のエンジニアやデザイナーは、他の国の会社から条件の良いオファーが来れば、どんどん別の国に移って行くそう。日本人の感覚でいうと、
 
「今住んでいる県から、別の県に転職するような感覚」
 
ちなみに本当に優秀な人材は、カナダではなく、アメリカに流れてしまうそうです。
 なので将来アメリカで働きたいと思っている人は、いきなりハイレベルなアメリカに行くのもなかなか大変なので「ファーストステップとして、カナダを選ぶという戦略も大いにアリ!」と思いました。(僕の事です)
 

企業カルチャーを決定づける「要素」と「要因」

 

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あなたの国はどのようなカルチャーを持っていますか?
 あなたの勤め先は、どのようなカルチャーを持っていますか?
 
世界にはたくさんの国があって、それぞれ独自のカルチャーを形成しています。
 
そして、国がカルチャーによって異なるのと同じように、企業もそれぞれまったく異なるカルチャーを形成しています。そして、この企業のカルチャーは、「働きやすさ」を決定する、重要なファクターとなっています。「国のカルチャー」にあっていないと「生きづらくなる」のと同じように、「企業のカルチャー」にあってないと、「働きづらく」なり、生産性も落ちます。
 反対に、「自分に合うカルチャー」を見極めることができたならば、活躍する機会が増え、幸福度も劇的に上がってくると思います。
 
このように、「企業のカルチャー」を見極めることは、自分のキャリア選択や、幸福度を高めるという点において、非常に重要な切り口になると思います。
 
そこで今回は、「企業のカルチャー」についてスポットを当てていきたいと思います。
 最初に、「企業のカルチャー」の大枠を決定づける要素について見ていきます。
 
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▼大枠の方向性を決定づける要素
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企業のカルチャーの全体の方向性は、
どのような要素によって決まるのでしょうか?
 
それは、
 
成果主義か?」
「ルール主義か?」
 
という2つの観点です。
 この二つのどちらの主義を取っているかによって、”大枠”の「企業カルチャー」が決まります。
 

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あなたの会社はどちらのスタンスを取っていますか?
 
成果主義でしょうか?
「ルール主義でしょうか?」
 
いずれにしろ、どちらのスタンスをとっているかによって、個別の要素のスタンスが変わってきます。つまり、カルチャーを決定づけます。上記の図だと、
 
・勤怠
・ワークスタイル
・服装
 
この3点を例にあげましたが、
これらの個別のカルチャーは、
 
成果主義」をとっているか
「ルール主義」を取っているかで大きく変わります。
 
成果主義」の場合は、
成果を出すことが第一なので、
勤怠はフレックスであることが多く、
作業場所も制限されません。服装も自由です。
 
ただし、成果を求められるので、
一定以上の専門性やスキル、自己管理能力が求められます。
生産性を高めるための努力も常に必要です。
 
一方、「ルール主義」の場合は、
ルールを守ることが第一なので、
勤怠はかっちり決まっていて、遅れたら評価が下がります。
ワークスタイルも出社が基本で、座席も固定です。
服装は、スーツあるいは制服が決まっています。
 
しっかり、ルールを守って、仕事をしていくことが求められます。
成果主義の会社よりも、成果はそこまで求められません。
 
このように見ていくと、
成果主義」は、外資系に多く、欧米的な企業。
 
そして、「ルール主義」は、年功序列/終身雇用」や、
「新卒一括採用」の慣習が示しているように、
「純日本的な企業」ということができます。
 
 
 

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以上のように、「企業のカルチャー」の大枠を決定づけるのは、
 
「ルール主義」か?
成果主義」か?
 
ということは理解できたかと思います。
 
ではこれらの方向性を決定づけるのは、どのような要因でしょうか?
 
方向性が全く異ってくるのはなぜなのでしょうか?
 
2つの要因があると思っています。
 
・「組織の規模」
・「産業の成長フェーズ」 
 
この2つです。
 
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▼組織の規模(量的な視点)というクライテリア
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規模が大きくなればなるほど、
秩序を保つために、ルールが必要になってきます。
 
したがって、
企業の規模が大きければ、大きいほど、
ルールの多い組織になっていく傾向があると言えます。
 
反対に規模が小さければ、小さいほど、
ルールの必要性が小さくなってきます。
 

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例えば、この法則は
会社だけではなく、「旅行」にも同じ法則が働きます。
 
【規模が小さいパターン】
 
2人で行く場合は、
ルールなしでも問題ないです。
 
事前に大まかな予定を決めて、
その場その場で対応していっても、
問題なく楽しむことができます。
 
少人数なら、特にルールを定める必要はありません。
 
【規模が大きいパターン】
 
しかし、複数人、
例えば、修学旅行やツアーで旅行にいく場合はどうでしょうか?
 
事前に、念密な下調べと、スケジューリングが必要になってきます。
旅先でも、時間制限を必要とします。
 
時間をかっちり決めて、旅先を回らないと、
他の人に迷惑がかかってしまいます。
 
なので、
観光地での滞在時間や、食事の時間、
ホテルに着く時間、起床時間など、
ルールをあらかじめ決めていく必要があります。
 
一人一人が自由に動き回ってしまうと、
全体として、不自由な状態に陥ってしまいます。
 
このように、
旅行の場合でも、
規模が多くなればなるほど、
秩序を保つためには、厳密なルールが必要になってきます。
 
 
 

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図:
組織が大きくなればなるほど、
秩序を保つためのルールが必要になってくる。
 
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▼産業の成長フェーズ(=時間軸的視点)というクライテリア
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産業には、
成長フェーズが存在します。
成長フェーズによって、カルチャーが決まり、仕事の内容も決まってきます。
 
その産業が成熟していればしてるほど、
すでにたくさんのルールが出来上がっています。
 
加えて、産業内のヒエラルキーも決まっていて、
たいてい固定化されています。
 
その産業が成長企業であればあるほど、
まだルールが決まっていません。
ヒエラルキーも、流動的で、
まだ決まっていません。
 

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例があまりうかばない。。
成長産業で、現在あまりルールが決まってないのがWeb系。
しかし、いずれは、成熟期を迎え、ルールが整備される。
 
【もっとも、「ルール主義」の高い企業とは?】 
 
「産業のフェーズ」
という視点で見ると、
もっともルールが整備されているのは、インフラ系の産業になります。
 
例えば、
 
交通インフラ(電車/自動車/航空)
生活インフラ(電気・水道・ガス)
 
などが挙げられます。
 
これらは全て、成熟産業です。
インフラ系の会社はそれぞれ、長い長い歴史があります。
 
そして、
「組織の規模」という視点で見ると、
インフラ系が、もっとも大きな組織となります。
ゆえにルールも多いはずという仮説が立ちます。
 
実際、インフラ系の産業は、
 
・勤怠
・ワークスタイル
・服装
 
これらが、すべて固定されています。
むしろ固定されていなければ、効率的な運用できません。
 
JR東日本を例に挙げてみましょう。
 
・勤怠
 
遅刻は許されません。
一人が遅刻することで、
お客さんにも、スタッフにも多大な迷惑がかかります。
 
・ワークスタイル
 
当然、現場に行く必要があります。
JRの職員は、窓口にいなければならないし、
電車のホームにいなければならないし、
電車にのって運転しなければいけません。
 
・服装
 
制服が用意されています。
私服勤務など、御法度です。
 
このように、JRは
高い「ルール主義」の「カルチャー」を持つ、「純日本的企業」であることがわかります。
 
このような企業が、
フレックス制で、リモートOKで、服装自由な企業に変貌することはありえません。
 
このようなカルチャーを持つことによって、効率的な運用を行うわけです。
 
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▼まとめ
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・組織のカルチャーは「成果主義」と「ルール主義」によって決まる
 
・「成果主義」と「ルール主義」が分かれる要因は「組織の規模」と「産業の成長フェーズ」
 
このような視点を持つことで、
自分にあった企業のカルチャーを見極めることがある程度できるかと思います。
 
昨今、ブランドのみで選ぶ人が多いように見受けられますが、
ブランドのみで選んだ結果、ミスマッチが発生し、
早期離職をしてしまう人が大量にいるのが現状です。
 
ミスマッチとは、自分の価値観と企業のカルチャーが合わなかったことを意味します。
 
これは、企業にとっても、個人にとっても、多大な損失だと思います。
 
ブランドで判断するのではなく、カルチャーで判断すること。
 
これが、自分のキャリア幸福度を高めるための、
非常に重要な視点だと思います。

【フリーエンジニア向け】常駐案件のコスト

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 フリーランスのエンジニアとして働き始めると、クライアント企業に出社して、現場に常駐して仕事を受ける「常駐スタイル」の案件と、出社せずに場所を選ばず仕事を受ける「リモートスタイル」の案件の2種類がある事が分かってきます。

一般的に、「常駐スタイル」の案件は、単価が高く、「リモートスタイル」の案件は、「常駐スタイル」の案件よりも、低く抑えられている傾向もわかってきます。

この違いは、どこから生じてくるのでしょうか?

 「常駐」と「リモート」の価格の違い。この違いを発生させる原因について、考えていきたいと思います。
 
「常駐案件」にかかる2つのコスト
 
結論から言うと、「常駐案件」には、フリーランスにとってあらゆるコストがかかります。なので、高単価でないと、まったく割に合いません。「常駐案件」には、おおまかに大きく2つのコストがかかっています。
 
・コミュニケーションコスト
 ・通勤コスト
 
この二つです。この2つのコストは正社員の場合、会社が払ってくれますが、フリーランスの場合は、すべて自分で負担していく必要があります。

 

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したがって、この2つのコストのかかる「常駐」という働き方は、高単価である必要性があります。そうでないと、まったく割に合いません。では詳しく、それぞれのコストの内訳について見ていきましょう
 
▼ コミュニケーションコスト
 
 コミュニケーションコストとは何か?
このコストを具体的に見ていくと、以下のように要素分解することができます。
 

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社内では、たくさんのコミュニケーションが発生します。「打ち合わせ」から、「ランチ」「雑談」など、
様々な性質をもったコミュニケーションが発生します。意識せずとも、これらには、すべてコストです。
 「常駐」の場合、すべてのコミュニケーションコストがかかります。
 

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仕事の成果に直結するのは、打ち合わせですが、「常駐」して、同じ空間を共有する以上、 付き合いや、突発的な雑談に、参加せざるを得ません。「全部断ればいいじゃん。。」なんて、声も聞こえて来そうですが、残念ながら、それはきれいごとで、会社組織で働いた事のない人の意見でしょう。
 
そうしないと、働きずらくなってくるのが通常の組織だし、人的ネットワークの原理原則です。生産性が著しく落ちる要因になりえます。そして、これらは、すべて金銭的、時間的コストです。
 会社の社員なら、(おそらく)参加すべきです。なぜなら、その企業に長くいる事を前提としているからです。イベント参加が出世に響く企業も多数あるでしょう。
 
しかしながら、「複数の企業」と契約を結ぶフリーランスにとっては、コスト以外の何物でもありません。
従って、これらのコストがかかる可能性が、「常駐」という働き方には、常にあります。
 なので上記のコミュニケーションコストを考慮して「常駐」という働き方は、単価が高く設定してある必要があるのです。
 

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一方、「リモート」の場合は、成果に直結するコミュニケーションに限定することができます。それに、同じ空間を共有するわけではないので、イベントに参加しないことに対するある種の気まずさ、のような事もないです。つまり、「コミュニケーションコスト」が低いです。
しかしながらMTG以外はまったくゼロにするのではなく、ランチの時間だけ雑談をするというのならば、最低限の関係性を作るという点で、コストをかける必要性はあると思います。したがって、リモートの場合は、「常駐案件」と比較すると、コミュニケーションコストが圧倒的に低いので、 単価が低くなっている傾向にあると思います。
 
【ここまでのまとめ】
 
 

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▼ 通勤コスト
 
 
「常駐案件」は、「コミュニケーションコスト」の他に、「通勤コスト」もかかっています。
 
・時間的コスト
・金銭的コスト
 
 「通勤コスト」はこの2つの要素に分解する事ができます。

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「常駐」の場合、当然すべてのコストが発生します。クライアント企業から家まで、遠ければ遠いほど、この2つのコストが重くのしかかってきます。
通常企業は社員にたいして「金銭的コスト(=交通費)」を代わりに負担してくれます。ちなみに、太っ腹な企業は、「時間的コスト」を短縮するために、「家賃補助」を出してくれます。
 当然「常駐」という働き方に関しても、この二つのコストがかかってくるわけですが、フリーランスの場合、どちらのコストも自己負担です。

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なので、上記コストを考慮すると、「常駐」という働き方は、高単価である必要性があります。そうでないと、割に合いません。
 

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一方、リモートの場合は、これらのコストはかかりません。「常駐」の場合は、会社まで来てもらうので、交通費分も上乗せしてもらわないと割に合いませんが「リモート」だと、会社まで来てもらう必要がないので、コストを上乗せする必要がありません。 なので、交通費という視点でも「リモート案件」は「常駐案件」よりも低くなる傾向にあり、その理由も妥当と言えます。
  
【ここまでのまとめ】
 

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▼ ポジショニング
 
 「働き方」と「コスト」の関係性を前提とすると、「相場に則った適正案件」をポジショニングする事ができます。同時に、「価格破壊」が発生している、案件を発見する事もできます。
 

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適正価格が設定されている、ポジションは、2つ存在します。「常駐」という働き方は、
 
・コミュニケーションコスト
・通勤コスト
 
という2つの大きなコストがかかってくるので、高単価でないと、適正でないと言えます。
 
なので右上の、「高単価」かつ「常駐」というポジションはは、適正な価格設定である、という事ができると思います。
一方「リモート」いう働き方は、「常駐」の働き方と比較すると、前途の2つのコストがかからないので企業側が負担するコストは少なくなります。なので、常駐と比較すると、単価の面では目劣りしますが、左上の「高or中単価」かつ「リモート」という働き方は、適正な価格設定である、という事ができます。
 
一方で、右下の、常駐だけど、低単価は、適正な価格設定とは言えません。上記のコストがかかる上に、身分も保証されているわけではないので、だまって正社員で働いたほうが、おおいにメリットがあります。
しかしながら、例外的に、この領域でも受けたほうが良いと思われる案件も存在します。
 
▼ 例外パターン
 
 
それは、単価は低くても、新しいスキルが身に付いたり、様々な経験ができる、といったパターン。
 つまり「やりがい」が「金銭的コスト」をおおいに上回るパターンです。
 

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上記マトリクスの、右下の領域です。この領域は、やる価値はあります。しかしながら、低い単価の状態からは、いずれは抜け出さなければいけないので、右上の領域に移れるように、スキルアップに勤める必要性があります。またクライアント企業の担当者が、スキルアップに応じて、単価を上げてくれそうな人柄かどうかを、契約段階で、見極める必要も出てくるでしょう。
  

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例外として、このパターンを上げましたが、あくまでも例外で受けるべきではありません。
あくまでも、「やりがい」が感じられる事が前提です。なので、単価が低い案件の交渉をするときは、
 
・”やりがい”が”金銭的なコスト”を圧倒的に上っているかどうか?
 ・担当者は、スキルアップに応じて、単価を上げてくれそうな人柄かどうか?
 
この点を注視していく必要性があるかと思います。
 
 
▼ まとめ
 
 
・「常駐案件」が高いのは、様々なコストがかかるから
・フリーの「常駐案件」が、安いのはおかしい
・安い案件を受ける場合、「やりがい」が「金銭的コスト」をおおいに上回っているか?
・「やりがい」は、高単価へつながるポテンシャルを秘めているか?
 
このような視点をもって、案件を受けるという姿勢が、フリーランスとして確実に実績を積み上げていく上で大事なのではないかと思っています。